リゾートバイトは危ないので「やめとけ」と言われることがあります。しかし、実際にリゾートバイトに行く人は多く満足している声もよく聞きます。しかし、「やりもくがいるのでリゾートバイトはおすすめできない」といった声も聞きます。実際のところ、リゾートバイトはやめた方がいいのでしょうか?今回は、リゾートバイトの経験を持つ「リゾートバイトの達人編集部」がやめた方がいいと言われるワケを徹底調査します。
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リゾートバイトはやめとけと言われるワケ
リゾートバイトはやめとけと言われるワケは様々あります。特に代表的なものをピックアップしました。なお、リゾートバイトに関するネガティブな面だけを挙げると、あまり魅力的ではないように見えます。しかし、リゾートバイト自体は、魅力的な面がたくさんあります。あくまでも、ネガティブな面の一つとして参考にしてみてください。
- 長時間勤務が多い
- 力仕事が多い
- 休みが少ない
- 仕事が難しい
- 人間関係が難しい
- 知らない環境がストレス
- 寮の環境が悪い
- 生活が不便
- 辞めにくい
- 時給が低い
- スキルが付かない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
長時間勤務が多い
リゾートバイトの勤務時間もハードな側面があります。残業が多く、指定された終了時間よりも1~2時間以上働くことが日常的になることも珍しくありません。人手不足の現場が多いことが、この長時間勤務の原因となっています。
特に「中抜けシフト」は、注意が必要です。例えば、午前7時から午前11時まで仕事をし、7時間ほど休んでから、午後の6時から9時まで働くといった内容です。
初めて聞くと楽そうに感じるかもしれません。しかし、実際には、朝の勤務と夜の勤務の間に長時間のブランクがあるため、1日が非常に長く感じることが多いです。このようなシフトは、精神的・身体的な負担が大きく、自分の時間を有効に使えるかどうかもポイントとなります。
力仕事が多い
多くのリゾートバイトでは、立ち仕事が中心となります。接客や掃除の仕事で、一日の大部分を立ちながら過ごすのが一般的です。事務作業のように座り仕事は少なく、8時間以上立ち続ける場合も少なくありません。
このような力仕事は、体力的な負担が大きく、体力に自信のない方には向かないかもしれません。ただし、重たい荷物を運ぶ引越しバイトとは異なり、特定の重量物を運ぶことは少ないため、立ち仕事に慣れている方や体力に自信のある方には問題ないでしょう。
休みが少ない
休みが少ないことは、リゾートバイトの大きな特徴の一つです。求人情報によっては休日が確保されているとの記載があるかもしれませんが、実際の現場では人手不足から休日出勤の要請がなされることが多々あります。
このような状況は、ライフワークバランスを重視する方々には少し辛いと感じられるでしょう。しかし、休日出勤や長時間労働は割り増し賃金の対象となるため、お金を稼ぐチャンスとして捉えることもできます。
仕事が難しい
リゾートバイトの仕事内容は、接客が中心となることが多いです。一見、シンプルな仕事のように感じられるかもしれませんが、繁盛しているホテルや旅館では、忙しい時間帯には多くのお客さんの要望に臨機応変に対応する能力が求められます。
料理を運ぶ最中にも、さまざまな要望に答えながら作業を進めることが必要となります。接客経験が少ない人にとっては、このような環境は大変と感じるかもしれません。しかし、この経験を通じて仕事のスキルを磨くことができるというメリットもあります。特に、自分自身のスキルアップを目指す人には、リゾートバイトが良い経験となるでしょう。
人間関係が難しい
リゾートバイトの特性として、多くの場合初対面の人たちと一緒に仕事をすることになります。多くの人は社交的で親しみやすい性格の人が多いのですが、大勢の中には、性格の合わない人や気難しい人もいます。
このような環境で1カ月以上も働くと、人間関係の摩擦が生じる可能性もあります。それでも、どの職場にもそういった問題はあるので、特に気にするべき点ではないかもしれません。悩んだ際には、信頼できる同僚との相談が心の支えとなるでしょう。
知らない環境がストレス
未知の環境での仕事がストレスの原因となることも。新しい場所、新しい人々との出会いは、たとえ社交的な性格を持っていても、最初は気を使い緊張します。しかし、少し時間が経てば、職場の人たちとの距離も縮まり、気楽に仕事を進められるようになるでしょう。
寮の環境が悪い
寮の生活は不安定な要素を持ち合わせています。いくつかの寮は、汚れていたり、厳しいルールが設けられているなど、生活しにくい環境である場合も。事前に十分な情報を得ることが難しく、実際に足を踏み入れてみないとわからないことも少なくありません。
そのため、リゾートバイトを選ぶ際には、寮の環境について派遣会社の担当者にしっかりと質問し、情報収集を怠らないことが大切です。
スキルが付かない
スキルの獲得面から見ると、リゾートバイトの主な業務は接客や清掃です。これらの仕事は、即戦力としては価値があるものの、長期的なキャリア形成の観点では難しい面が否めません。
特に30代以降の男性にとって、将来的なスキルセットやキャリアパスの構築には向かないと言われます。もちろん、転職のつなぎや一時的な収入源としては有効ですが、長期の視点でのキャリアを考慮すると異なる選択が求められることもあるでしょう。
生活が不便
リゾート地での生活は、都会の喧騒から離れた場所でのものが多いため、日常の生活が不便に感じることが多いです。都心のように気軽にショッピングやエンターテインメントを楽しむことが難しいのです。しかし、短期間の経験としては、その不便さを楽しむ側面も確かに存在します。
時給が低い
収入面でも、リゾートバイトの時給は地域によって大きな差があり、必ずしも高時給とは言えません。沖縄など一部の地域では、最低賃金が低めに設定されているため、期待するほどの収入を得られない場合があるのです。時給が高い業態としては、ナイトワーク系が挙げられますが、これには別の問題やリスクが伴うことも。
辞めにくい
さらに、リゾートバイトは一般的なアルバイトとは違い、途中での退職が難しいケースも。何か問題や不満が生じた場合、簡単に退職することは難しく、適切な手続きや派遣会社との調整が必要です。ただ、真に辞めるべき状況に直面した場合は、派遣会社に相談し、適切な手段を取ることが大切です。
リゾートバイトをやって良かったと思う時
リゾートバイトは、大学生や主婦に人気の働き方です。大変な点もありますが、総じて満足している人が多くいます。「リゾートバイトをやって良かったな」と思う時を、リゾートバイト経験者に伺いました。マイナスの面だけでなく、リゾートバイトの楽しい面も見ておきましょう。
- 貯金ができる
- 友だちができる
- 異性との出会いがある
- 思い出ができる
貯金ができる
リゾートバイトは貯金がしやすいとされています。生活費が安いことがポイントです。多くのリゾートバイトは、寮や食費が提供される場合が多く、貯金がしやすい環境と言えます。
さらに、働く時間が一般的なアルバイトと比べて長いため、月に20万円近くの収入を得ることもできます。こういったメリットを組み合わせると、毎月10万円近くの貯金ができ、一年間で100万円近くを貯めることも珍しくありません。
体験談
実際の体験談を一つお話しします。私は大学生の頃、お金があまりなく、貯金のために九州のリゾート地でバイトをしました。
リゾートの寮での生活は、寮費や食費が必要なく、とても助かりました。また、リゾート地での生活は娯楽施設が限られているため、無駄遣いも少なく過ごせます。
結果として、貯めたお金で、友人たちとの卒業旅行でオーストラリアにいけました。いい思い出ができて良かったです。
友だちができる
リゾートバイトの魅力のひとつは、新しい友だちを作るチャンスが豊富にあることです。リゾート地には多様な背景を持った人々が集まるため、異なる経験や価値観を持った人との出会いが豊富です。
特に夏休みや冬休みには、大学生や20代の若者たちが多く集まるので、同世代とのつながりを深める絶好の機会となります。異なる地域や文化から来た人々との交流を通じて、自身の視野が大きく広がることを実感することができます。
体験談
大学生1年生の頃にリゾートバイトに行きました。私は大学での友人作りに苦労していました。仲の良い友人ができずにつまらない日々を過ごしていました。日々の生活に新鮮さや刺激を求めていました。
そんな中、リゾートバイトでの経験は、私の人生に大きな変化をもたらしてくれました。リゾート地での生活を通じて、話が合う仲の良い友人と出会いました。大学を卒業した後も、友人とは定期的にご飯に行く仲となっています。気心しれた友人に出会うには、様々な背景を持った人との出会いがポイントですね。
異性との出会いがある
リゾートバイトは、異性との出会いを求める方々にとっても魅力的なアルバイト先となっています。その理由として、男女ともに人気の高いバイトであるため、多くの若者が集まる環境となっている点が挙げられます。
特に、異性との新しい関係を築く絶好の機会となるため、リゾートバイトを選ぶ若者も少なくありません。事実、リゾートバイトの場で恋人同士になったケースは珍しくなく、多くのカップルがそこから始まったと言われています。そのため、貯金目的だけでなく、出会い目的でリゾートバイトを始めるのもおすすめです。
体験談
私は、新卒で入社した会社を早々に退職し、その後の転職活動中に生計を立てるためにリゾートバイトを始めました。私は、そこである女性と会いました。その子は、私と同じように新卒1年目での退職を経験していました。
これが大きな縁となり、意気投合し、次第に深い関係を築くこととなりました。私は、恋愛の目的でバイトを選んだわけではありませんでしたが、予想外の素敵な出会いがあり良かったです。
思い出ができる
リゾートバイトは、その特有の魅力から多くの若者たちにとって、単なるアルバイト以上の経験として心に残ります。多くのバイト先と比較して、リゾートバイトは日常とは異なる環境での仕事となるため、まるで旅行に来たかのような非日常を感じながら働けます。
気になっていた観光地を、働きながら実際に体験することで、新しい発見や感動を得ることができます。例えば、美しい風景やのどかな町並みに触れて「将来、こんな場所で過ごしたい」と考えるような、かけがえのない思い出を作ることができるのです。
体験談
私は学生の頃、リゾートバイトを通じて初めて沖縄を訪れました。沖縄の透明で美しい海や、独特の温暖な気候とゆったりとした雰囲気に感動したことを今でも覚えています。
社会人としての忙しい日常から抜け出してリフレッシュしたいと思った時、沖縄を訪れるようになりました。美しい海と心温まる文化は、私にとって大切なリフレッシュの場です。
リゾートバイトにやりもくはいるの?
リゾートバイトを始めようか悩んでいる時に気になるのが、やりもくの存在です。やりもくと聞くとイメージが悪いですが、リゾートバイトで恋愛をしたいと思って参加している方は多くいます。リゾートバイトは出会いの多いバイトとして有名です。大学生や20代の若者同士で働くことが多いため、必然と男女の仲になることが良くあります。恋愛よりもワンナイト目的で参加する男性もいるため、女性の方は注意が必要です。
やりもくの体験談|仲居の女の子とワンナイト
リゾートバイトで男女の仲になったことのある方にお話を伺いました。
私は、大学生時代に初めてリゾートバイトに行きました。当時、彼女がおらずリゾートバイト先で「女の子と遊べたらな」と軽い下心を持っていました。リゾートバイト初日に、お相手となる女性と出会いました。彼女は仲居の仕事しており、私と仕事中にコミュニケーションを多くとるような状況でした。自然と仲良くなり、仕事終わりに一緒にご飯を食べたり、帰ったりする仲となっていきました。そして、リゾートバイトの休みの日に、少し遠くの観光地へ一緒に行くことになりました。そこで初めて男女の仲になりました。
リゾートバイトは、一緒に仕事をすると必然的に距離が近くなります。自宅から遠く離れたリゾート地で働いていることから、少し寂しさを持っている方も多くいます。寂しさを癒すように男女の仲になりやすい環境であるともいえます。
リゾートバイトで後悔しないためにできること
リゾートバイトで後悔しないためにできることを3点ご紹介します。
- 自分に合った職種を選ぶ
- 評判の良い職場を選ぶ
- サポートが手厚い派遣会社を選ぶ
自分に合った職種を選ぶ
リゾートバイトは、自分に合った職種を選ぶことが重要です。自分の得意・不得意を理解し、それに基づいて仕事を選ぶことで、仕事を楽しみながら成果を出すことができます。
例えば、人混みが苦手な方や、接客が得意ではない方は、小さなお店や清掃業務のような接客が少ない職種を選ぶとよいでしょう。不得意な職種を選ぶと、ミスが多発してしまい、人間関係も悪化するリスクが高まります。
評判の良い職場を選ぶ
評判の良い職場を選ぶことも大切です。たとえ派遣会社が信頼性が高いとしても、最終的に働くホテルや旅館の評判が悪いと、良い経験になりません。
事前に職場の評判を調べ、悪評が多い場合は他の求人に目を向けることをおすすめします。しかし、求人情報にホテルや旅館の具体的な名前が明記されていないことも多いので、リゾートバイトダイブのように面接前に詳細が確認できるサイトを利用すると良いでしょう。
サポートが手厚い派遣会社を選ぶ
サポート体制が充実している派遣会社を選ぶことも、後悔しないための鍵となります。特に大手の派遣会社は、長い実績と共にきめ細やかなサポートが得られることが多いです。例えば、アルファリゾートのように、女性に特化した派遣会社もあり、こういったサービスを提供する企業を選ぶと、より安心してリゾートバイトを楽しむことができます。
ビーグッド(リゾートバイト.net)|サポートが充実
ビーグッド(リゾートバイト.net)は、サポートが充実した大手のリゾートバイト派遣会社です。初心者の方におすすめです。
アルファリゾート|女性でも安心
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